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みんなと同じものが、あっくんにはつらすぎて食べられない。
食べ物なのに耐え難い刺激を感じて、口の中に入れることや噛むこと、飲み込むことができない…
そんな感覚過敏のある当事者“あっくん”が、本人にしかわからない独特な感覚と経験を『絵』で表現しました。
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子どもの偏食は、ただの好き嫌いやわがままという問題ではない。
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近年の研究でわかってきた食の困難と感覚過敏、そして発達障害との関係。食べられないのは親のしつけや育て方のせいではないことを、わかりやすく解説した絵本ができました。
必要なのは指導ではなく、支援。他人にわかってもらうことが難しい「苦手な感覚」について、当事者への聞き取り調査の結果から理解し、困っている本人のために周りができる支援を考えます。
食べることに関する困難を抱える子ども達と、日々悩みながら子育てをしている保護者の方々にお届けするために、たくさんの人に知ってほしい!
発達障害のある人に多いと言われる「感覚過敏」についての解説もわかりやすく掲載しています。
また、あっくんのお母さんによる子育ての手記、さらに歯学博士による医学的見地からの子どもの食の困難への取り組みなども紹介しており、子ども食事に関わる方にはぜひご一読いただきたい一冊です。
なお、今回の増補改訂版では、感覚過敏の正体に迫る研究の紹介や、大人になったあっくんからのメッセージも掲載しています。
作:あっくん(菊間章紘)
発達障害当事者として、自身の感覚過敏や「日常でどのように接してもらえると助かるか」等をテーマに17歳の頃から母親と共に講演活動を行う。
発達障害を取り上げたNHKの番組で取材を受けたことをきっかけに、自分自身の経験を絵で伝えることに取り組み始める。
東京造形大学美術学科(絵画専攻)卒業
監修:高橋 智
日本大学文理学部教授 博士(教育学)/東京学芸大学名誉教授/放送大学客員教授/法務省矯正局外部アドバイザー。
発達障害を中心とした当事者調査研究に取り組み、NHKの番組や毎日新聞などで数多く紹介されている。
主要著作は『発達障害当事者の睡眠困難と発達支援の研究』(風間書房)ほか多数。
2024年7月17日 増補改訂版発行
【B5判(横型)32ページ】
発行者:NPO法人すくすくはあと 土崎幸恵
発行所:そらの子出版
編集・製作:藤本涼子
※1冊から送料無料でお届けします。
※ご注文から概ね3〜5日以内に発送いたします。
絵本の詳しい情報はこちらのホームページにも掲載しております。
(一社)適育適生プロジェクトホームページ
https://tekipro.com/akkunhataberarenai/